４０代、５０代のミドル世代にとって「年老いた親」の心配や不安は共通の悩みごとです。中でも親御さんと離れて暮らされている方の心配や不安はひときわ大きいのではないでしょうか？

近年では「離れて暮らす親の見守り需要」に対応したIOT（モノのインターネット）を利用した商品や緊急時の駆けつけサービスなどが数多く登場しています。

ですが、そうした新しい商品やサービスはまだ十分に成熟してはおらず、それのみで親の見守りを全てカバーするのは難しいのが実状です。

高齢者の発症率が高い認知症や気分障害（うつ病・双極性障害）はまず最初に何らかの兆候が顕れ段階的に進行していきます。

ですが普段の親御さんの様子を知っていなければ、たとえ兆候が顕れていたとしても、なかなか異変に気づいてあげることは出来ません。

親御さんの異変にいち早く気づくためには、親御さんと顔を合わせ会話する頻度が高く、異変に気づきやすいご近所さんや近くの親戚、友人、地域ボランティアなどの地域の協力者が欠かせません。