近年では高齢者向けの商品やサービスが増えており、そうしたものを上手く活用することで高齢者の暮らしの「できない・不便」を解消することが可能です。
例えば、布団干しであれば布団乾燥機や布団用掃除機を使うことで階段の布団の上げ下ろしから解放されますし、高所の電球交換ならば家事代行サービスや便利屋などを利用する手もあります。また最近では握力や指先の力が衰えた高齢者向けのペットボトルキャップのオープナーや爪切りなどの便利グッズも充実しています。
しかし高齢者向け商品やサービスが増えている一方、利用者である高齢者の多くがそうした情報を十分に入手できているとは言いがたいのが実情です。
その大きな理由の一つに
後期高齢者層のインターネット利用率があります。
後期高齢者の多くはジュニア世代やミドル世代のようにインターネットを使い自分で必要な情報や商品、サービスを探すことができません。