高齢者のお客様の多くは、便利屋の存在を知っています。それにもかかわらず私たち「まちのでんきや」を頼られるのは、解決して欲しい困りごとが便利屋に頼むほどではない「小さな困りごと」だからです。

実はこれこそが問題で、例えば自分で家の掃除や買い物ができない、自分で大型家具を粗大ごみに出せないなどの「大きな困りごと」であれば便利屋の利用をイメージできます。

しかし、緩んだネジを数本ドライバーで締め直してもらうためだけ、携帯電話にたった１件の電話番号を登録してもらうためだけに便利屋を利用するというのはなかなかイメージできません。

今ある高齢者向けのサービスというのは、大きな困りごとの解決手段が非常に充実している反面、小さな困りごとの解決手段は驚くほど少なく、多くの高齢者が小さな困りごとによる不便やストレスを抱えているのが実情です。